【長野】石の教会

自然の神秘を宿した軽井沢の名物教会

「石の教会 内村鑑三記念堂」は、明治期に活躍した思想家・文学者である内村鑑三の思想を表現した、全国的にも非常に珍しい造形をした教会です。

内村鑑三は明治期にキリスト教の伝道師として幅広く活躍をしており、足尾銅山事件や日清戦争や日露戦争といった頻発する戦争に対し、批判的な立場で言論を発表し続けました。

内村鑑三の思想の根底にあるのは自然との調和であり、それを建造物として表現をしたのは米国人建築家のケンドリック・ケロッグ氏です。

ケロッグ氏はこれまで数多くの建築物を多くの国で設計していますが、そのいずれも「唯一無二」のものとなることを強く意識しています。

建築をする土地を徹底的に調べ、その土地ならではの特徴を掴んだ上で設計をするという独特の手法をとっており、「石の教会」においても同じように軽井沢の土地を詳しく調べて形を決めたといいます。

内村鑑三が初めて軽井沢の星野を訪れたのは1921年(大正10年)で、島崎藤村や北原白秋らとともに「芸術自由教育講習会」を開催したことがきっかけでした。

信仰を持っていない人であっても、心の中に「祈りたい」という気持ちがあれば例え教会という場所でなくとも祈りを捧げることができるという「無教会」ということを唱えており、それが自然と一体となった「石の教会」のデザインへとつながっていきました。

石の教会の中に足を踏み入れてみると、まるで洞窟のように螺旋状に渦巻かれた石のトンネルが出現してきます。

これは内村鑑三の「神が創造した天然こそが祈りの場」という思想を表したもので、トンネルの奥に見える光が神聖な空気を作り出しているのです。

ホテルブレストンコートからの石畳も素敵

石の教会があるのは軽井沢ホテルブレストンコートという星野リゾートグループのホテル施設で、挙式の際にはホテルの中庭から続く石畳の道を通って教会に向かいます。

石畳の道を囲む石塀は自然の素材をそのまま生かした造形をしていることもあり、教会に向かっていく道筋は、大きな自然に抱かれるかのような感覚となります。

周辺は豊かな自然に囲まれており、夏場でもひんやりとした空気感が自然に荘厳な雰囲気を作り上げてくれるでしょう。

アーチ型の石のドームの中で誓いの儀式を行ったあとには、披露宴会場となるガラスのパビリオンへと移動していくことになります。

このガラスのパビリオンは夕方になると神秘的なライトで道が飾られる、とても素晴らしい景観に変わります。
美しい軽井沢の景色と空気を吸いながら親しい人と過ごすパーティーは一生の思い出となること間違いなく、参加をするゲストにとっても嬉しい招待となるはずです。

実際に下見ができるウェディングフェアも実施されているので、気軽に参加をしてみてください。