玉の輿結婚の体験談

夢と現実

私、おそらく俗にいう、玉の輿結婚です。
正直、私が中学生のころから、玉の輿に憧れていました。
実家は、それほど貧乏でもありませんが、中流家庭のため、お洋服や自分の持ち物にも、お下がりは普通でしたし、それほど贅沢できた記憶もありません。

高校時代は、玉の輿に近づくため、少しでも出会いの広がり、のちのち玉の輿結婚の際に相手のご家族から反対されないような大学へ進学しようと必死に勉強しました。
そのかいあってか、有名大学に進学でき、早速、サークルに入りました。
私の狙いは、某大学の医学部のサークルです。
もちろん、選ぶには、価値観が似ている方でないといけません。
なにより、結婚は、長い人生の始まりでもあるので、相手の方を心から尊敬し、愛し愛される関係でありたいと思っていました。
たてまえでなく、本音です。

そんな思いが実り、また私なりに自己啓発努力も続け、素敵な彼氏ができました。
付き合った当初は、医学部生だったので、心のどこかで玉の輿はよぎる程度でしたが、はれて医者として勤務し始めたときには、すごく自分のことのように嬉しかったのを覚えています。
けれど、私は私で、社会人になり、自分の仕事が与えられることで出張や、もろもろによりやりがいを感じ始めました。

それぞれの時間

仕事の楽しさ、同期との付き合い、そんな時間がすごく大切な時間に変化し、気づくと慕ってくれる後輩にも恵まれ、楽しい時間になっていきました。
そんな時に、彼から「ほかに好きな人が出来たから・・・」と告げられました。
相手の忙しさに、逆に好都合とばかりに、女友達と飲み会や遊んでいましたし、自分の習い事も楽しんでいたのです。
相手から予定をキャンセルされても、二つ返事で、「お仕事がんばってね」なんて言っていました。

あんなにしたかった玉の輿結婚が、いつか遠い存在のものになり、玉の輿結婚したかった出会いが、いつか本当に大切な恋、大切な人になっていたことに気づかされました。
けれど、泣いてすがれるような年齢でもないため、その思いは受け止め、一旦は、別の道に歩き出したのです。
が、ほんの数ヶ月で、彼から「やり直したい」と言ってきてくれました。

結果的に、束縛されるような彼女では自分の仕事柄難しいということ、私自身も変化したことがあったのかもしれません。
もちろん、やり直すにあたっては、ずるずるした関係ではいやなため、結婚という2文字としてけじめをつけました。
今は、ご両親の病院後継者として奮闘する夫が頼もしく、結果的に、玉の輿結婚になりました。
あんなに憧れていた玉の輿結婚ですが、その目的にむかってあった時間ではなく、結果的に・・・という言葉が一番近いように思います。